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小学受験・子育てについての相談コーナー②~落ち着きがなく、集中できないので心配です。(最新版)(塾生・会員生・中村教室グループ塾生・保護者共通)

小学受験・子育てについてのご相談コーナーです。ご覧の上、お子様の子育てにお役立てください。お子様は一人一人個性があります。お子様の為にお母さま方はしっかりと愛情を持って育ててください。

お母さん方へ~お子様の子育てのヒントにしてください。

2 落ち着きがなく、集中できないので心配です。

Q 集中できないわが家の長男のことでご相談いたします。長男は今五歳です。とても明るくて元気なのはよいのですが、とにかく落ち着きません。食事時や集中してほしい遊びなどでも、じっとしていられません。もちろん人の話をゆっくり聞く等ということはできません。小学校受験のことを思うと心配で眠れません。今からでも直るでしょうか。

A お母さんのご心配をお察しいたします。「元気な男の子」は、どうしても落ち着きがないという傾向は否めません。一番初めにお母さんにお願いしたいことは、できるだけ大目に見てあげていただきたいということです。傾向として、男の子は女の子より活動的で、体全体を動かしていることが多く、見た目には落ち着きがないというふうに見えてしまいます。
いつも「子どもだし、ちょっとぐらいはしかたないか」と思っていてください。
その上で、以下のようなことを、日々の暮らしの中に取り入れてほしいと思います。

1 寝る前に絵本の読み聞かせをする。特に昔話がいい。絵本がなければ昔話の語り聞かせでもよい。
2 一日に一回は子どもを抱きしめてやる。できればお母さんは椅子にでも座り、背中や頭や顔などを撫でたりして、子どものほうから「もういい」と腕の中から出るまで、ただ黙ってでもいいし、何か歌を歌ってもいいし、とにかく抱っこをする。
3 静かな音楽をかけ、一分~三分間ぐらい向かい合って正座をし、目を閉じて「瞑想」をする。目を閉じるのを嫌がる時は、ローソクをともしてその炎を見ながらやってもいい。
4 子どもに何かを指示する時には、できるだけ目を見てすること。
5 何かを教える時は、お母さんがやって見せること。声だけの指示でさせようとしないこと。
6 お母さんの言うことを真似させたり、一緒に歌を歌ったりすること。

以上のようなことをやってみてください。そしてこれを少なくとも三か月は続けてみてほしいと思います。

それと、子どもたちを見ていて言えることは、落ち着かない子どもは心の中に不安を抱えていることが多いということです。よく言われるのは、自分の居場所がない、と感じているということです。家庭での存在感のなさとでも言えばよいのでしょうか。「自分が自分のままでよい」というふうに思えるところにいない、ということでもあります。
この心の不安を軽くするための方法は「お母さんはあなたが大好きだよ」と言ってあげることです。
その上で、やめさせたいことに対して「お母さんはあなたが大好きだけど、今しているそのことはしてほしくない」と言って、しつけをすればよいのです。
たぶん、自分自身もそう言われて育ったからなのですが、私たちは「お母さんの言うことを聞いてくれるあなたは好き。お母さんの言うことを聞けないあなたは悪い子。だから嫌い」というふうに言って、子どもを「自分の言う通りにする子」に育てようとしてしまいます。
自分の好きなこと(したいこと)がお母さんの意に添わなかったら、エネルギーのある子は反抗して自分を保とうとしますが、それだけのエネルギーのない子は、自分の本当の気持ちを抑圧してお母さんの希望を受け入れようと“我慢”をします。それは子どもにとっては自分の本当の気持ちではないので、大きな努力が必要です。一生懸命頑張って「我慢をしてお母さんの希望通りの自分」でいようとします。
その結果が落ち着きのなさとして現れます。また他には無気力という形で出る場合もあります。
このような時には、何はともあれ、子どもの気持ちを聞いてほしいと思います。

具体的な方法は、「オウム返しの会話」です。
たとえば、

母「あなたは落ち着きがないねえ」
子「うるさいなあ」
母「お母さんうるさいかなあ?」
子「そう。お母さんうるさすぎる。落ち着け落ち着けって、そればっかり言う」
母「そうか。お母さんあなたに対して落ち着きなさいとばっかり言うかなあ」
子「そう。お母さんうるさすぎる。僕はうるさいの嫌いだ」
母「ああそう。あなたうるさいの嫌いなのね」
子「そう、僕はお母さんがうるさく言うからイライラしてしまう」
母「そう。お母さんが落ち着きなさいって言うと、あなたはイライラしてしまうのね。その気持ちお母さんもわかる。嫌だなあって思ってることを何回も何回も言われると本当にイライラしてくるよね。その気持ちよくわかるよ」
子「そうでしょ。お母さんも僕の気持ちわかるでしょ」
母「うん。お母さんもあなたの気持ちわかる」

というように、子どもの言うことをそっくりそのままなぞって子どもに返していきます。それをできる限り繰り返します。そうしてあるところまでいくと、親がびっくりするようなことを口にすることが、往々にしてあります。
この会話をできるだけ多くします。子どもとの会話は、すべてオウム返しの会話であってもいいのです。
少し大げさに言うなら、すべての子どもの問題はこの会話を入口として、子どもの気持ちに共感することで解決できる、と確信しています。
落ち着きがない子の場合などは、この会話を通して子どもが“お母さんは自分の気持ちをわかってくれている”と思えるようになれば、だんだんと落ち着いてきます。そして、先に示した六つのポイントを続けていくと効果的です。毎日やってみることをお勧めします。
そして、それでも改善がみられない時は、ご両親の夫婦としてのありようなども影響を与えているのではないか、とお考えになることも必要です。

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