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広島の国立・私立中学「合格への確かな道」(4)中村先生からの合格のポイント!(塾生・会員生・中村教室グループ塾生)

合格への確かな道シリーズです。今回は第4回です。ご覧ください。

今の時期から夏休みまでにやっておきたいことを伝えます!

テーマ:夏を乗り切る4科のポイント

「苦手」分野をはっきりさせる

算数の学習ポイントは三つあります。一つ目は「苦手の発見」です。

夏休みというと、不得意征服だけい目がいきがちですが、全単元にあたって、自分の弱点や学習漏れを発見することが一番のテーマといえます。

夏休みの間は苦手項目に力を注いでしまい、全部の範囲が終わりきらなかったり、秋になって「大丈夫」だと思っていた分野が、実はできていなかったりしたのでは、本番への対策が間に合いません。夏の間に弱点がつかめていれば、二学期以降の勉強で十分カバーすることができます。

二つ目は「ノートづくり」です。入試では、記述式の学校が少なくありません。問題を解くときは、ノートのすみに走り書きで計算するのではなく、きちんと式を立て、あるいは図を書いて答えを出せればよいというのではなく、答えを出すまでの過程をていねいに記述するようにしてください。

三つ目は「計算力」です。受験生の計算能力は年々落ちており、入試での得点差の原因になってもいます。
夏の間も計算練習を欠かさないようにしてください。一日5問でも、四十日間やれば二百問になります。

上位校の入試では、「数の性質」「場合の数」で差がつきます。特に、「場合の数」は、実際に書き出して、答えの筋道を考える作業が欠かせません。その意味でも上位校をねらう人は「ノートづくり」が大事になってきます。

一方、標準レベルを受ける人は、「比」が使いこなせるようになると、例えば割合、速さ、和との差の文章題などの答えまでの道のりが短くなるので、途中の計算ミスの危険性もグンと減ります。

すべてのジャンルの読解力を

中学入試の勉強は、どの教科も短期間での追い上げが難しく、特に、国語の読解力は、短時間で育てるのが困難です。受験への意識がやっと高まってきて集中力も上がる夏休みを利用して、読解力を身につけます。

入試では、ほとんどの人が複数の学校を受験することになるので、読解問題も、物語や随筆、説明文、論説文などすべてのジャンルについてあたっておくことが必要です。

漢字の対策も大切です。漢字の一点、二点で合格・不合格が分かれることがあるので注意が必要です。中学入試で出るのは、小学校で習う漢字だけではありません。受験で出そうな領域までやります。

慣用句、故事成語、四字熟など、語句の知識も夏の間にひと通りやっておきましょう。完全に覚えるのではなく、「あたっておく程度」でもかまいません。秋になって「初めて聞いた」というのではなく、「やったことがあるな」と、思い出せればいいのです。

上位校は記述問題が多く、配点が六~七点と高いところもあります。上位校を目指す人は、記述力を高めることが第一です。
志望校の傾向をある程度みたうえで、積極的に記述問題に挑戦してください。受験の切迫感が高まれば記述の努力はできるようになるはずです。

最近は物語文が増えています。登場人物の気持ちの説明ができるような練習も大事です。

標準レベルの学校を志望している人は、漢字や語句の知識に加え、選択問題の正解を見つける練習をします。雰囲気で選択肢を選んでいることが少なくありません。選ぶときには、「なぜ、それを選んだか」を考え、答え合わせをして、間違えてしまったときは、なぜ間違えたかを確かめる勉強法が効果的です。

「なぜ」が説明できるように

理科は、一つひとつの語句を確認することをテーマにしてください。その際に大事なのは、単に語句を覚えるのではなく、「なぜ、そうなるのか」といった知識を復習することです。理由がわかっていなければ、言葉を覚えただけになってしまいます。
例えば、「天体」や「気象」の分野では、それが起こる理由を考えます。
生物の分野では「動物の体のしくみ」や「植物のつくり」などが、なぜそうなっているのかをつかみます。
それには、穴埋めの問題を解くだけでなく、参考書やテキストの解説文もきちんと読むことが重要です。

化学の分野は、夏の間に完成させるつもりで進めます。この分野は、入試でほとんどの人が正解できる分野でもあり、今のうちに知識を固めることが大事です。
「気体の性質」「水溶液の性質」「化学計算」など、テーマは限られているので、身につけやすいと思います。

力学分野は、いたずらに難しい問題に取り組むのではなく、二学期までも含めて基本問題をクリアすることを目標にすると、逆にいい結果を生むはずです。
ただし、実際の入試では、語句だけを問うものはほとんど出ません。
上位校になればなるほど、実験や観察データの読み取りが中心になります。上位校を目指す人は「なぜ」という問いに対して、自分の言葉で表現できるトレーニングも必要です。

また、最近の入試では、身の回りの事柄を問題に採り入れる学校が増えています。特に、家庭の台所には出題の題材となるものが多くあります。

日常生活では、身の回りのことを感覚で捉える機会が減っていますが、入試ではそれが問われているようです。

分野をまたぐ融合問題に着手

まず、地理分野に手をつけ、都道府県、地形、工業都市などの基本知識をしっかり覚えます。暗記が多い地理は、嫌いという人が少なくありません。
しかし、時事問題を出すある難関校でも、差がつくのは実は時事問題ではなく、ちりの基本問題だったりするわけです。

歴史は、古代から現代までの流れをおさらいします。特に、江戸を含めた明治以降の近・現代の比重が高くなっているので、重点的に復習します。

公民(現代社会)は、特に「基本的人権」と「三権分立」の二つを夏に万全にしておくことが最低限必要。もちろん「社会保障制度」や「国際連合」、「環境」なども受験の頻出分野で重要です。これらは秋から本格化する時事問題対策の中でさらに学習を深めるべきです。

上位校を目指す人は、語句を覚えるだけでなく、さらに踏み込んで社会的な背景まで考えて、それらを記述できるようにしましょう。

背景など記述表現する訓練などは、夏から必要になるでしょう。
標準レベルの志望者は、それぞれの重要語句の知識を確実に身につけ、漢字できちんと書けるようにします。
もし間違えたときには、繰り返し書くなど「手で覚える」努力が欠かせません。

社会の入試問題は三分野が合わさった形式の出題が中心。
分野別の学習だけしかしていないと、境界をまたいだ問題が出たときは発想の切り替えができずに、解けないことがあります。「融合問題」の演習が必須です。

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