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広島の国立・私立中学「合格への確かな道」(1)中村先生からの合格のポイント!(塾生・会員生・中村教室グループ塾生)

合格への確かな道シリーズです。今回は第1回です。ご覧ください。

みなさんに志望校合格のポイントをお伝えします!

子どもたち大の苦手「復習の習慣をつける!

塾に通い始めて一年以上になるのに学力が身につかない、成績が伸びないという悩みを抱えるご家庭は多いようです。
伸びない理由がどこにあるのか、よく検証してみると、一番の大きな原因は、勉強のやり方がわからない、進め方がわからないということに尽きます。
したがってこの時期から受験生の指導を始める場合、私が一番に心がけることは、「学習の形をしっかりとつくること」です。 学習の形を確立していくときにもっとも大切なのは、復習する習慣をつけることです。ところが「復習しなさい」とよく言うものの、実は子どもたちは復習が大の苦手です。

新しいことには興味津々で向かっていっても、終わったことには無関心。
そうした子どもたちの行動は勉強面でも同様です。
とりわけ男の子の指導が難しいと言われる所以です。したがって私の指導では、どうしても復習せざるえない状況を作り出し、そこから前向きな姿勢を促すような工夫をしています。

たとえば広島学院に合格したT君は、高い能力を持ちながらも、ひとりでは全く勉強を進められないお子さんでした。
お母さまが言われるには、「塾の復習をしなさい」というとテキストを眺めているだけ。
復習と言われても、何をどうすればよいのか、全く見当がつかなかったのです。
そこでまずT君に家庭学習用のノートを作ってもらいました。
そこに私がテキストの中から選んだ問題を、次の指導日までの宿題として解かせるようにしたのです。

T君の場合は、自ら勉強する姿勢が非常に弱いお子さんだったので、問題番号の横に日付を書き、「この日にこの問題をやるんだよ」と細かく指示しました。
そして指導日にはその問題をもう一度解き、きちんと復習しているかどうかを確認するということを繰り返しました。
あまり宿題が多すぎてやる気をそがないように気をつけながら続けたところ、徐々にT君から質問が多くなってきました。

つまり強制的にでも「自ら勉強する」習慣をつけたことによって、自分のわからないところが明確になり適切な質問ができる力がついてきたわけです。
こうなるともう学習内容をレベルアップしていくことも容易になります。
最初のうち中堅上位校が目標だったT君でしたが、広島学院中に受かる実力をつけることができました。

やはり重要!でも苦手が多い分数・比・割合!

もうひとつ、私が新六年生の指導開始時に確認することは、「割合」をしっかり理解できているかということです。
割合と比を習うのは五年の夏から秋頃ですが、ほとんどのお子さんは未消化のまま六年生を迎えてしまっています。
ところがこれこそが、算数においては最も大切な土台となるもので、ここを解決しておかないと、次の勉強には進めません。
にもかかわらず、偏差値60レベルのお子さんであっても、理解していないケースが大変多く見受けられるのです。

例えば「3分の2という意味は?」、「20%の意味は?」と聞いても子どもたちはなかなか答えられません。
また学校や塾では、ある数の3分の2の答えを出すのに、ただ単に「3分の2をかかる」と教える場合も少なくないようです。
でもこれでは機械的に解いているだけですから、問題が少し複雑になったりすると、そこでつまずいてしまいます。

3分の2とは、3で割った数を2個合わせることです。
重要なのは、全体を1として考えず3とすることです。
「持っているお金の3分の2使ったら残りが五百円だった」という場合、はじめの金額を1とするより、3と考えれば1は、500(円)だからなるほど500×3で1500(円)だな」と、簡単に理解するようになります。

では割合を理解していないお子さんはというと、「500を3分の1で割る」と機械的な作業で答えを出そうとします。
意味がわからずに解いているだけなので「どうして?」と聞くと答えに窮してしまいます。
なかなか応用に発展しません。
勉強をしていくうちに当然割れない数が出てきますから、そこで分数の大切さを教えていくことになるわけです。

割合は今後算数を進めていく上で、ものすごく重要です。
しかし塾では六年生の一学期に入ると、ここはわかっているものとして、どんどん先へ進んでしまいます。
各ご家庭でお子さんが本当に「割合」を理解しているかどうか、ぜひ確認して今後の対応策をとることを強くお勧めします。

計算力は勝負強さにつながる!

それから受験までまだ一年ある今のうちに実行すべきことがもう一つあります。
それは算数のテキストにおいて勝負強さを作っておくことです。
よく「見直しなさい」と言いますが、見直せば間違いに気づくと思うのは大人の発想で、六年生くらいの子どもたちには、まだ確かめる能力は育っていません。
これまで私が指導してきた受験生を見ても、見直しするほど間違えてしまうなどというお子さんが結構多いのです。

計算ミスをするというのは、性格的なものが影響することは避けられないにしても、技術的な問題を解決しておけば、かなりよくなります。
それは九九の逆を覚えてしまうことです。つまり、「3×8=24」と同時に「24÷8=3」も覚えるのです。

以前この話をあるお母さまにしたところ、「うちの子は、それくらいはすぐ言えると思いますけど」と半信半疑の様子でした。
ところが後日、「試してみたら、瞬時に答えが返ってこないでびっくりした」とのこと。
それから一生懸命トレーニングした結果、計算が驚くほど早くなったと言っておられました。

この練習は、九九のように語呂よく覚えるわけにはいかないので、八十一枚のカードを作っておくとよいでしょう。それを勉強の合間の五分間でも、繰り返しトレーニングしてみてください。計算が遅い、計算間違いが多いというお子さんには、かなり有効です。
特に割り算が絡む計算が苦手な場合は、まだゆとりのある今の時期に暗記してしまえば、算数がだいぶ楽になると思います。
いくらできるお子さんでも、土台がしっかりしていなければ、中学受験を乗り越えられません。今は、まだ十ヶ月という時間がたっぷりあります。
夏休み前は、ぐらつかない強い土台を作り上げることに力を注ぎ、秋以降の飛躍へとつなげてください。

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