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2019年(平成31年)中学受験対策:今、大学入試が大きく変わろうとしています!キーワードから読み取る。大学入試と改革の方針。(塾生・会員生・中村教室グループ塾生・保護者共通)

大学や大学入試が大きく変わろうとしています。改革の方針や中身についてたくさんの報道がありますが、あまりなじみがない言葉も。いくつかのキーワードを中心に、ちょっとおさらいをしてみましょう。

【大学入試改革】

安倍晋三政権による「教育再生実行会議」が2013年に大学入試改革を求めたのをきっかけに、文部科学大臣の諮問機関「中央教育審議会」が14年12月、大学入試と高校教育、大学教育を大きく変えることを提言する答申を出しました。
柱は次の三つです。①大学入試センター試験を廃止して新しいテストに移行、②高校生向けの学力テストを新設、③各大学の個別選抜に面接や高校の成績といった多面的な評価を導入。
これらにそって具体的な内容が話し合われています。

【大学入学希望者学力評価テスト(仮称)】

現行の大学入試センター試験の後継テスト。今の中学3年生が受験する20年度から始まります。おおまかな方針として「テストの複数回実施」「知識の量より考える力を問う」ことが示されています。
記述式の問題も導入されます。23年度までは短文記述、24年度以降に文字数の多い記述式問題になりそうです。まずは国語と数学で取り入れ、マークシート方式と試験日を分けて記述式を前倒しする案が出ています。問題例は文部科学省のホームページ(「高大接続システム改革会議(第9回)配布資料」)でも公開されています。

【高校基礎学力テスト(仮称)】

19年度からスタートする予定。高校3年生の希望者が受け、主に中学から高校1年程度の内容が出題されます。国語、数学、英語の3教科でスタートし、その後追加します。
生徒が自分の学力をとらえ、先生の指導にも生かすことが主な目的。推薦入試やAO入試などで合否の判断材料に使うことも検討されていました。しかし、受験勉強が過熱し高校生活に影響が出るのではないかという声が上がり、導入から4年間は大学入試に利用しないことになりました。大学入試への適用は早くとも、今の小学6年生が高校3年生になる25年度からになりそうです。

【推薦入試・AO入試】

AOは「アドミッション・オフィス」の略。各大学の入学者受け入れ方針にしたがって、高校時代の成績、志望理由などを書類や面接などで総合的に評価する入試方法。15年度の大学入学者のうち、推薦入試とAO入試など一般入試以外の入学者は4割を越えています
大学入試改革の中で、各大学の個別試験は、思考力や主体性などを多面的・総合的に評価する方法に変えるよう求められています。16年度から東京大学は推薦入試を、京都大学も「特色入試」を始めました。

【入学前教育】

推薦やAO入学者らを対象にした入学前の補習授業。通信教育による小論文や問題集の添削が目立ちます。推薦やAO入試の多くは12月までに合格が決まるため、入学までの学習機会として実施されています

【アクティブ・ラーニング】

一方的に知識を詰め込む授業ではなく、ディスカッションやプレゼンテーションなど、学生が主体的に考え、対話しながら能動的に課題を解決する学習方法。
20年度以降、小中高で順次始まる新学習指導要領で、高校教育に取り入れることが検討されています。大学入学希望者学力評価テストが重視する「思考力・判断力・表現力」を、アクティブ・ラーニングで鍛えることができるとされています。

【アドミッション・ポリシー/カリキュラム・ポリシー/ディプロマ・ポリシー】

アドミッション・ポリシーは入学者受け入れの方針、カリキュラム・ポリシーは教育課程の編成や実施の方針、ディプロマ・ポリシーは学位授与の方針をそれぞれ表します。各大学は個別選抜改革の中で、これら大学の入り口・中身・出口について三つの方針を一体的に定めることが求められています

【ギャップイヤー】

高校卒業から大学入学までの間や入学直後に、学生や海外留学や旅行、ボランティア、企業のインターンなどで社会経験を積む制度。アメリカやカナダなどで盛んです。日本では東京大学が13年度から、入学直後に1年間休学する「フライプログラム」を始めました。国際教養大学(秋田市)では9月の入学前に5ヶ月間活動する「ギャップイヤー入試」を08年度から実施しています。

【CPT方式】

コンピューターを使って出題・解答する方式のテスト。19年度に始まる高校基礎学力テストから導入し、24年度からは大学入学希望者学力評価テストで始める予定。

【SGU】

「スーパーグローバル大学」のこと。国が14年度から10年間、国際化に取り組む大学を継続して支援する事業で、世界の大学ランキングでトップ100を目指す「トップ型(タイプA)」に13大学、個性的なアイデアで他大学の手本になる「グローバル化牽引型(タイプB)」に24校の大学が選ばれています
タイプAは東京大学や京都大学、早稲田大学や慶応大学など。タイプBは東京外国語大学や国際基督教大学、上智大学など。一覧は日本学術振興会のホームページで公開されています。

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